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カート 0

カートは空です

「rigの1stモデルは、実は発売までに数々のトラブルを乗り越えて誕生しました。」どこにもない履き心地を作るために、試行錯誤と挑戦の日々がありました。

1stモデルの概要

rigfootwearの1stモデルは、今でも販売を継続しているFlip flopとSlideの2型です。(※画像は初期モデル)

 

このモデルにはインジェクションEVAを採用しました。EVA樹脂を射出成形することで、空気を多く含ませた柔らかいクッション性を実現でき、アッパーも一体で成形可能。言わば“一体成形”でサンダルを作ることができます。

成形の様子は少しユニークで、手のひらサイズの金型にEVAを注入し、圧縮して金型を開くと…ポップコーンのようにサンダルが弾けるように飛び出してきます。

 

デザインと履き心地へのこだわり

海外で販売されているリカバリーサンダルを片っ端から購入して比較しました。どのブランドも衝撃吸収を重視していましたが、僕は運動後に青竹踏みを数分行うと次の日に足が楽になる体験をしていたことから、アーチの高さで血流を促すことが回復につながるのではないかと考え、日本人の足でも痛みが出にくいアーチの高さやEVAの硬度を調整しました。

インジェクションEVAは柔らかく成形すると、高温時に収縮や変形が起きやすく、形状を安定させるのが非常に難しい素材です。そこで、柔らかさと反発力を両立させる素材を工場と共に何度もテストしました。毎年少しずつ改良を重ね、素材や技術の進化に合わせて、継続して安定した商品を届けられるよう努力を続けています。

 

また、土踏まずの下にはアウトソールがない形状にすることで、突き上げすぎて痛みが出ることを抑えています。

 

さらに、100kmや100マイルのトレイルを走った後の疲労時でも、歩きやすく前に推進力が出るようにソールを船底のような弓形の形状にしています。歩きやすさと安定感を両立できるよう、アウトソール形状にもこだわりました。

 

開発の試練

サンプル確認を重ねて完成寸前のタイミングで、仲介していた日本のサンダルメーカーが倒産。当初の発売予定より1ヶ月半遅れてのリリースとなりました。

さらに発売直後には、不良が多発するという問題が発覚。左右のサイズが違ったり、仕様書と異なるサイズのサンダルが混じっていたのです。すぐに工場に連絡し、仕様書通りの商品を作り直してもらい、ようやく7月中旬に市場投入できました。

 

中国工場での挑戦


翌年の製造に向けて、中国の工場を訪問し品質改善を約束しました。しかし、注文タイミングで大口注文が入ったため、rigは受けられないと断られるハプニングもありました。


急いで中国のパートナーと7〜8箇所の工場を周り、少量でも品質の良い製造が可能な工場を見つけ、翌年もなんとかプリントなどを施したバージョンを発表することができました。


今振り返ると、rigfootwearのスタートは本当に難産だったと思います。

 

【まとめ】

1stモデルは、試行錯誤と挑戦の連続で生まれました。
課題もありましたが、それを乗り越えたからこそ、今のrigfootwearの履き心地があります。素材や技術には限界がありますが、改善の挑戦はこれからも続きます。