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今年の秋冬、rigではロングハイキング用のシューズhojaを発売しました。
rig
のアクティブラインは2024年秋冬からリカバリーラインと分け、登山やハイキング向けのシューズを展開しています。hojaはそのアクティブラインの第三弾となります。

先月発売を開始したところ、ユーザーからの反響がとても良かったので、順番が前後してしまうけど、今回はhojaの製造にあたって考えたことをご紹介します。

 

開発のきっかけとデザイン方針

アクティブラインは第一弾で登山用ブーツ、第二弾ではアプローチシューズを発表しましたが、最近私は山歩きの際にトレランシューズを履くことが多かったため、今回はローカットのシューズタイプを作ろうということになりました。

お店の方やハイカーの意見を聞くと、防水にして値段が上がるよりも、水捌けが良くてすぐ乾く方が使いやすいという声が多くありました。実際、防水仕様にすると蒸れやすく快適さが損なわれることもあり、土砂降りでない限りは防水シューズを使わない自分自身の経験も踏まえて、防水ではなく通気性と水捌けを優先しました。

 

アウトソールとミッドソールの選定

ソールにはヴィブラムのSpider Locを採用しました

ヒール部分の出っ張りが下りでの滑りを防ぎ、安定した歩行をサポートします。

もともとヒールホールド風にTPUパーツが踵に配置されていましたが(画像の青い部分)、大きさと形状から実用性はほとんどないと判断し、軽量化にもつながるため、hojaではそのパーツを外した形で使用しています。

ヴィブラムミッドソールのEVAはSpider LockではSLESPLLCSの3種類から選択可能です。ファーストサンプルでは安価なLCSを使用しましたが、硬すぎてロングハイクには不向きでした。値段は上がりますが、歩きやすさと疲労軽減を優先し、SLEを採用しました。

アウトソールのコンパウンドは、XSトレックとメガグリップで迷いました。XSトレックは柔らかく屈曲しやすい。メガグリップはどんな路面状況(特に濡れてるところ)でも強力なグリップ力を発揮する。ロングハイクでは様々な路面環境がある事を想定し、汎用性の高いメガグリップを選択しました。

 

アッパーの工夫

アッパーは水捌けを重視してメッシュにしました。
ファーストサンプルでは中綿が入っていましたが、濡れると重くなり乾きにくくなるため、今回は思い切って中綿を全て抜きました
また、デザインで施しているTPUの配置も水を溜め込まないよう変更しています。

つま先と踵にはヌバックレザーを使用。機能面だけでなく、昔の登山靴の風合いを残したくてポイントで採用しました。

 

デザインとフィールドテスト

現行デザイナーはファッション感度が高いため、rigのデザインは褒められることが多いです。自分はシンプルなデザインが好きなので、上がってきたデザインから引き算していく感じになることが多いのだが、見た目のデザインもとても重要なことなのでこのバランスには全てのプロダクトで苦労しています。


hoja
はランニングシューズやトレランシューズのレーシーなデザインを避け、フィールドでも街でも違和感なく履ける、好みのバランスに仕上がりました。

フィールドテストは、西伊豆ロングハイク50kmとハセツネ30kmで実施。最終調整としてTPUの剥がれにくさなどを確認し、20259月中旬に発表することができました。

【まとめ】

ぜひ皆さんにも一度、hojaを履いてハイキングや散歩を体験してほしいです。
長時間歩いても疲れにくく、快適さと機能性、耐久性を両立したシューズになっています。

 

hojaの商品ページはこちら

 

ヴィブラムのEVAについて

  • SLE:超軽量で快適性とクッション性が高い、硬度48
  • SPL:標準EVAより20%エネルギーリターンが良く、衝撃緩和に優れる、硬度60
  • LCS:形状記憶で長持ち、リサイクルEVA、硬度60

履き物に興味がある方は、いろいろなメーカーのEVAを軽く押して比較してみると、素材の違いが体感できると思います。

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